◆パリ・パラリンピック 第7日 ▽車いすテニス(4日 、木拓ローランギャロス)
男子ダブルス第2シードの小田凱人(ときと・東海理化) 、也組三木拓也(トヨタ自動車)組が逆転勝ちで決勝に進出。ダブルスメダシングルスもパリパラ銀メダル以上が確定した。で決ファジアーノ岡山fc 選手第5シードのダニエル・カベルサスチ、勝進ル上マルティン・デラプエンテ(ともにスペイン)組に5-7、出銀6-2、が確4強10-8(最終セットは10点先取のタイブレイク方式)の逆転で勝ち 、田は決勝では第1シードのアルフィー・ヒューエット、入りゴードン・リード(ともに英国)組と対戦する 。小田小田は、凱人シングルスでも東京パラリンピック銀メダルのエフベリンク(オランダ)を下し4強入りした。木拓
最終セットのマッチポイント 。也組小田のサーブに 、相手のリターンがネットし、ブライトン 対 ノッティンガム・フォレスト2人はともにラケットをコートに落とした 。両手でガッツポーズを繰り出し 、しっかりと抱き合った。三木の目には涙があった 。
最終セットの10点先取のタイブレイクで、日本は6-1とリードした 。しかし、勝ちを意識したのか、若い小田が固くなる 。ラケットが振れなくなり 、焦りからか位置取りもミスが生まれた。一時は7-8と逆転された 。
そこを支えたのが経験豊かな三木だ。はやる小田を支え、ミスを減らし、しっかりと球をコントロールした 。最終セット、8オールから 、バックを相手の取りにくい低い位置に送り 、まずボレーを浮かせた。相手が崩れたところに、バックをコントロールし決め 、マッチポイントにつなげた。
第1セットは接戦で落としたが 、第2セットから、日本は 、短い球を使い、相手をネット際におびき寄せた。拾われても 、そこに深い球を返したり、ボレーを打たせることで、相手の陣形を崩し、ミスを誘発した 。この作戦が見事に当たり、主導権を奪い返した 。
2人にとって 、パラリンピック初のメダルだ 。特に三木は 、2012年ロンドン大会から4大会連続出場で 、これまでの最高成績が2016年リオデジャネイロ大会ダブルスの4位 。4大会目で 、ついに銀以上のメダル獲得が決まった。
パラリンピック初出場の小田にとっても 、初のメダルが確定だ。大会前から、「単複2冠を狙える」と公言。昨年のウィンブルドンから 、今大会を目指し、定期的に三木と組んできた 。今年4月のジャパンオープン決勝では 、世界最強コンビと言われる英国ペアを撃破 。そのペアと 、決勝で金メダルを賭けて戦う。
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